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温もり

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部長に遊ばれ脱力した私はソファに座らされ、部長はリビングを出て行った


ぼうっとリビングを見渡す



リビングも広いけど、家具も高そう


今座っているソファだって布張りだけど、座り心地いいし高そう


いいなぁこんな広い部屋、私の給料じゃ無理だな



ゴロンとソファに寝転ぼうしたところで部長が戻ってきた


「星野、もう直ぐ風呂入れるから」


「え!!悪いですよ」


慌てて身体を正すと、部長が隣に座った


「俺から泊まれと言っておいて風呂も入らせないような薄情な人間じゃないよ」


「…では、お借りします」


ペコッと頭を下げるとちょうどバスタブにお湯が入ったことを知らせるメロディが鳴った


「風呂はそのドアで出て直ぐの右側になるから。バスタオルは脱衣所の棚にあるから」


「はい。ありがとうございます」


私は先にお風呂に入らせてもらうことにした



まさか、私が部長のマンションのお風呂に入ることになるとは


部長のファンの子達が聞いたら驚くだろうなぁ


まぁ、怖くて絶対言えないけど



服を脱いで浴室に入った


身体も髪も洗ってバスタブに浸かる


「はぁ〜、気持ちいい」


バスタブで足を伸ばす



そもそもどうして、部長は私の気にかけてくれるんだろう


それも、次の彼氏ができるまでなんて普通はそんなのありえない


まさか!私の身体が目当て!!


…そんなわけないか


部長のことを好きな人には私以上に素敵でスタイルがいい人なんてたくさんいるしね



「はぁ、考えれば考えるほど謎」


部長の行動に疑問に思いながらお風呂から上がった




「部長、お風呂ありがとうございました」


「じゃあ、俺も入るよ。冷蔵庫に水など入っているから好きに飲んでいいよ」


「ありがとうございます」


部長がお風呂に入ると私は冷蔵庫のお水を飲む


「ふぅ〜美味しい」


ソファに座って部長の観ていたテレビをそのまま観ていると部長もお風呂から上がりリビングに戻ってきた


「もう結構な時間だな、星野そろそろ寝るか」


「はい。そうですね」



で、私はどこで寝るんだろう?



リビングの灯りを消して部長の後をついていくと、部長は寝室に入っていく


「あの…部長、私はどこで寝れば?」


「ん?どこって、俺と一緒に決まってるだろ?」


当たり前のように答える部長


「いっ、一緒!?」



私、部長と一緒に寝るの?



「ゲスト用の布団も無いしな、それに一度一緒に寝てるんだから問題無いだろ」



いえいえ、問題ありです!!



後退りしようとすると部長に手首を掴まれた


「部長!!」


「安心しろ、今日は大人しく寝てやるから」


「あっ」


部長はニヤッと笑うとベッドに引き摺りこまれ、あっという間に部長の腕に収まってしまった


「部長!」


「大人しく寝ろ。でないと明日に響くぞ」



でも、こんなの緊張して眠れないよ



身体を動かしてみるが、しっかりと抱きしめられた部長の身体は全然びくともしなくて、部長の温もりが伝わる



あ…温かい



無駄な抵抗な気がして諦めると


「おやすみ」


優しい声色が耳に入って顔を上げると部長が微笑むから、私も「おやすみなさい」と言って目を閉じた


こんな状態では眠れないって思っていたけど、いつの間にか眠っていた