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土曜日の昼頃、スマホにメッセージが入って、私は急いで部屋を出た


マンションのエントランスを抜けると社長が車の前で待っている



あ…私服の社長だ



社長はグレーのVネックの長袖カットソーにデニムを穿いていた



私服姿もステキ!



長袖のカットソーを着ていても社長の程よい筋肉が分かり鼓動が高鳴ってしまった


「三木、その風呂敷は何だ?」


社長は私が持っていた風呂敷に目をやった


「あ、これですか?お重箱です、お昼一緒に食べようと思って」


「凄いな。大変じゃなかったか?」


「いいえ。お重と言っても二段だけなので、いつもつくるお弁当と変わりませんよ」


「ありがとう。楽しみだな」


社長は微笑むと助手席のドアを開けてくれた


「ありがとうございます」


二人共車に乗り込むと直ぐに発進した


暫く、車を走らせると一軒のケーキ屋に停まった


「社長?」


「ケーキでも買っていこう」


社長は車から降りて助手席のドアを開けると手を引いてケーキ屋に入って


「三木どれにする?」


ショーケースには沢山の美味しそうなケーキが並んでいた


「悩みますね」


私と社長は二人揃って腰を屈めてケーキを物色し始める


「それじゃあ、私はチョコレートケーキで」


「俺はフルーツタルトにするよ」


会計を済ませ車に戻ると財布を取り出した


「社長、私の分のお金です」


お金を差し出すと社長は苦笑いを浮かべ


「これくらい出させてくれ。三木には弁当も作ってもらっているんだからな。むしろケーキだけじゃ少ないくらいだ」


「そんなことないです。でも、ありがとうございます」



ここは素直にケーキをいただいておこう



お金を財布に戻している間に車は発進し、程なくして車は社長のマンションに到着した



うわぁ、とうとう社長のマンションまでやってきたよ



広いエントランスを抜け、高層階へと繋がるエレベーターに乗り込んだ


エレベーターを降りて社長の後をついて行く


社長はドアの前に立つと鍵を開けた


「どうぞ」


「お邪魔します」


白を基調にした玄関を入り、社長の後をついて行くと広いリビングに案内されると



ひっ、広っ!!



リビングに入った瞬間、あまりの広さに驚いた


広いリビングには大きな窓があり、そこから見える景色は素晴らしく、置いてある家具もブラウンで統一されシンプルだが高級感があった



さすが社長


一流企業の社長はこんな凄い部屋に住めるんだ



「三木、早速だが三木が作ってくれた弁当を食べるか」


「あ、はい」


呆気に取られていた私は慌ててお重箱をダイニングテーブルへ持って行った


「やはり、三木の作る弁当は美味そうだな」


「え、そんな」


お重箱を開けると社長が感心したようにお重箱を眺める


「どうぞ、食べてください」


「あー、ありがとう。いただきます」


今日で社長にお弁当を食べてもらうのは5回目


社長は毎回、お弁当を褒めてくれて残さず綺麗に食べてくれる


それだけで作り甲斐があり、嬉しかった